神社巡りを楽しむ方の間で人気が高まっている「御朱印集め」。しかし、御朱印の意味や正しいもらい方、参拝時のマナーについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、御朱印とは何か、どのようにしてもらうのか、さらには御朱印をいただく際のマナーやおすすめの御朱印帳まで、詳しく解説します。これから御朱印巡りを始める方にも分かりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
1. 御朱印とは?意味や由来を詳しく解説
御朱印とは、神社や寺院で参拝の証としていただける印章や墨書きのことを指します。御朱印には、神社の名称、ご祭神やご本尊の名前、参拝日などが墨書きされ、朱色の印が押されることが特徴です。
御朱印の歴史と由来
御朱印の歴史は古く、もともとは寺院で写経を納めた際の証として授与されていました。江戸時代には庶民の間でも巡礼が広まり、参拝の証として御朱印をいただく文化が定着していきました。
現在では、神社でも御朱印を授与するところが増え、多くの参拝者が記念として集めています。ただし、御朱印は単なるスタンプラリーではなく、参拝の証であることを忘れず、心を込めてお参りすることが大切です。
2. 御朱印のもらい方|正しい手順と流れを解説
御朱印をいただくには、適切な手順を踏むことが大切です。以下の流れをしっかりと押さえておきましょう。
① 参拝を済ませる
御朱印は参拝の証としていただくものなので、まずは必ずお参りをしましょう。神社では鳥居をくぐる前に一礼し、手水舎で手と口を清め、神様にご挨拶をします。お賽銭を入れ、二礼二拍手一礼の作法で参拝を行います。
② 御朱印受付を探す
参拝が終わったら、御朱印をいただける場所を探します。通常は「御朱印受付」「授与所」と表示されていることが多く、神社によっては社務所で受け付けています。
③ 御朱印帳を渡す
御朱印帳を開いて受付の方に渡します。書いていただく方に負担をかけないように、スムーズに対応できるよう準備しておくのがマナーです。
④ 御朱印をいただく
神社によっては直書き(その場で書いていただく)と、書き置き(紙にあらかじめ書かれたもの)があります。混雑時は書き置きの対応が多いので、事前に確認しておくと良いでしょう。
⑤ 御朱印料を納める
御朱印をいただく際には「初穂料(はつほりょう)」と呼ばれる金額を納めます。一般的に300円~500円が相場ですが、特別な御朱印の場合は1,000円ほどかかることもあります。事前に小銭を準備しておくとスムーズです。
3. 御朱印をいただく際のマナー|参拝時の注意点
御朱印をいただく際には、以下のマナーを守ることが大切です。
- 必ず参拝を済ませる
- 御朱印は参拝の証なので、お参りをせずにいただくのはマナー違反です。
- 静かに順番を待つ
- 御朱印を書いていただく際、静かに待つことが大切です。神社は神聖な場所なので、私語を控えましょう。
- 写真撮影の許可を得る
- 御朱印帳や書いている様子を撮影したい場合は、必ず許可を得てから撮影しましょう。
- 書き手の指定をしない
- 御朱印を書く方を指定するのは失礼にあたる場合があります。授与所の方にお任せしましょう。
- 御朱印帳を大切に扱う
- 御朱印帳は神聖なものです。折れたり汚れたりしないように丁寧に保管しましょう。
4. 御朱印帳の選び方と使い方
御朱印帳の購入場所
御朱印帳は神社や寺院の授与所で販売されているほか、文具店やオンラインショップでも購入可能です。神社やお寺ごとにオリジナルの御朱印帳を用意している場合が多く、デザインも豊富です。
神社と寺院で分けるべき?
一般的には、神社用と寺院用の御朱印帳を分けることが望ましいとされています。ただし、必ずしも分けなければならないわけではなく、一冊の御朱印帳に神社とお寺の御朱印をまとめても問題はありません。
書き置き御朱印の保管方法
書き置きの御朱印をもらった場合は、専用の御朱印帳に貼るか、クリアファイルで保管するのが一般的です。折れたり汚れたりしないよう、丁寧に保管しましょう。
まとめ|御朱印巡りを楽しもう!
御朱印は参拝の証であり、神社や寺院とのご縁を大切にする意味があります。正しいマナーを守りながら、心を込めてお参りし、素敵な御朱印巡りを楽しんでください。
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