石川県金沢市の神明宮に参拝!あぶりもち神事や境内の様子も紹介

神社や寺院の御朱印専門ブログ「御朱印巡りの旅」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

本日は、2023年10月17日(火)に参拝しました石川県金沢市の神明宮(しんめいぐう)をご紹介させていただきますので、最後までご覧いただけますと幸いです。

神明宮の概要について

石川県金沢市の野町にある神明宮は、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)と豊受姫神(とようけひめのかみ)を祀る神社です。
創建は不明ですが、古くから加賀の大社として、歴代藩主や庶民の信仰を集めてきました。

神明宮は、芝神明(東京)、湯殿山神明(山形)、大阪城神明(大阪)、安曇神明(長野)、東岩倉神明(京都)、朝日神明(京都)と並んで日本七神明、または三神明とも言われています。

また、宇多須神社、小坂神社、椿原天満宮、安江八幡宮とともに金沢五社の一社とされ、江戸時代には、この五社すべてを参拝することを「五社参り」と言い、盛んに行われたそうです。

神明宮は、厄除・厄払いの神社として知られており、毎年春と秋に開催される「あぶりもち神事」は、300年以上続く伝統の神事が有名です。
この神事では、幣形に串刺しにした餅を聖火であぶり、食べると悪事災難を除けると言われています。

あぶりもち神事について

あぶり餅は悪事災難厄除け伝統特殊神事として300年以上続く全国唯一の祭礼です。

古来、神明宮は祓宮(はらいのみや)として広く知られ、遠く加賀藩の初め二代利長は幾多のあらたかな霊験、祭神の偉徳により凡ゆる悪事災難を逃れるため、春秋両度の祭礼を厄除け神事として広く参拝を奨励し、五代綱紀は神明宮を氏神とするに至りました。

そして祭ごとに備える餅を幣(お祓いの用具)形に串刺しにし、家の飾って「家守」とし、また、聖火に炙って食して体の災厄を免れる信仰として範を示して一般に頒ち与えたことに始まります。

昔は、炙った餅は境内で食べるのが本義でしたが、近頃は家庭に持ち帰って一家揃って食べる風習が強く、また、家守りは、次の祭礼に新しいものと取り替えることとなっています。

あぶりもち神事の開催日

  • 春季例大祭 ・・・ 5月15日・5月16日・5月17日
  • 秋季例大祭 ・・・ 10月15日・10月16日・10月17日

神明宮の境内について

神明宮の鳥居

神明宮は犀川大橋と野町広小路交差点の中間地点、国道157号沿いにあります。

北陸随一の繁華街でもある香林坊・片町や寺町寺院群、そして、にし茶屋街からも徒歩圏内のため、参拝日当日は外国人観光客の姿も見られました。

神明宮の拝殿

平日の昼間ですが、参拝客が途切れないほど賑わっていました。

新型コロナウィルス感染症対策のためなのか、鈴を鳴らすことはできませんでした。

あぶりもち家守の看板

あぶりもちには、食べて体の災難除けの食べるお守りと家に飾って身代ってくれる飾りお守りの2種類があります。

あぶりもち(食べるお守り)
あぶりもち(食べるお守り)

食べるお守りと飾りお守りの両方をいただきましたが、食べるお守りは境内でいただきました。

聖火で炙られていますので、ほのかに温かくて美味しくいただくことができました。

神明宮の詳細について

神明宮の詳細情報をご紹介させていただきますので、参拝時の参考にしていただけましたら幸いです。

社名神明宮
(しんめいぐう)
創建不詳
御祭神天照皇大神
(あまてらすおおみかみ)
豊受姫大神
(とようけひめのかみ)
祭礼・神事1月15日 左義長
2月15日 鎮火祭
3月15日 祈年祭
5月15日〜5月17日 春季例大祭
6月30日 夏越大祓
10月15日〜10月17日 秋季例大祭
11月23日 収穫感謝祭
11月30日 末社例大祭
12月31日 師走大祓
参拝時間自由
参拝料金無料
所在地〒921-8031
石川県金沢市野町2丁目1-8
電話番号076-241-1613
ホームページhttps://www.shinmeiguu-kanazawa.jp/

神明宮の交通案内について

神明宮へのアクセスをご紹介させていただきますので、参拝時の参考にしていただけましたら幸いです。

車でのアクセスについて

  • 北陸自動車道金沢西インターチェンジから車で約20分。
  • 北陸自動車道金沢東インターチェンジから車で約30分。

駐車場

  • 駐車場は鳥居の左右にあり、無料で利用できます。
    • 祭礼・行事の際は混み合う可能性がありますので、あらかじめご注意ください。

公共交通機関でのアクセスについて

金沢駅から

  • 金沢駅前から北陸鉄道バスに乗車、片町バス停または広小路バス停で下車。
    • 片町バス停または広小路バス停から徒歩で約5分。

位置(Google Map)について

神明宮の参拝を終えて

最後までご覧いただきまして、心よりお礼申し上げます。

仕事の合間に、あぶりもち神事が行われている神明宮へ参拝することができました。
とても久し振りです(申し訳ございません)。

室生犀星記念館、雨宝院、忍者寺(妙立寺)、寺町寺院群、にし茶屋街に近いため、観光で訪れる方にもぜひ神明宮にお立ち寄りいただき、エネルギーを感じていただきたいですし、春と秋のあぶりもち神事もぜひ体験いただければと思います。

神明宮については、御朱印の頒布もあります。
詳しくは過去の記事でご紹介させていただいておりますので、合わせてご覧ください。

なお、この記事は、パンフレットやインターネット上の情報などを参考にし、作成させていただきました。
正確に記載するよう努めておりますが、万が一、記事の内容に誤りなどがございましたら、お問い合せからご連絡いただけますと幸いでございます。

御朱印は神社や寺院への参拝の証です。
旅先や出張先でご縁をいただいた神社や寺院を参拝させていただいた際、旅の思い出とともに持ち帰り、大切に保管させていただいております。
参拝や御朱印いただいた私の記録として、御朱印巡りを楽しまれている皆様にも情報共有を目的としておりますが、皆様にもご縁をお裾分けしたいという気持ちを込めて、ご紹介させていただいております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
神社や寺院の御朱印専門メディア「御朱印巡りの旅」編集長
加賀百万石の城下町・金沢に住んでいます。 仕事はWEBマーケティングを得意とするコンサルティング業を営んでいて、趣味は神社仏閣巡りや御朱印の収集のほか、温泉や旅行、そして、写真などです。 仕事柄、全国各地へ出かけることが多く、訪れたその土地の神社に必ず参拝するなど、昔から神社はとても身近な存在で、いつの日か参拝の際には御朱印をいただくようになりました。 参拝の証でもあり、さらに私にとっては旅の思い出もある御朱印の話題を中心に、神社や寺院の御朱印専門ブログ「御朱印巡りの旅」を通じて、皆様にお届けできればと考えています。 また、神社や寺院の皆様を対象にしたホームページ制作やソーシャルメディア運用代行などのWEBマーケティングサービスを提供していますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡いただければ幸いです。