石川県金沢市の永安寺を参拝!御朱印の詳細と境内の様子も紹介

この度は、神社や寺院の御朱印専門メディア「御朱印巡りの旅」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

本日は、石川県金沢市の真言宗 別格本山 永安寺(えいあんじ)をご紹介します。

永安寺の由来について

永安寺は石川県金沢市にある真言宗醍醐派の寺院。

550年前に室町幕府9代将軍足利義尚が国家安泰を祈願するために造営したという伝承があります。

大阿闍梨霊光大僧正が明治維新後の仏法興隆を祈願するために新たに造営しました。

鶴舞山という山号は季節が異なる晩春につがいの丹頂鶴が飛来したことに由来しています。

永安寺の境内

永安寺の境内を散策しながら写真を撮ってみましたので、その様子をご覧いただけましたら幸いでございます。

永安寺への入口

永安寺の入り口

2箇所ある入り口のうち、第1駐車場に近い入り口からお邪魔させていただきました。

入り口の右手には「大聖歓喜天之霊場」と彫られた石碑が建てられています。

永安寺を参詣される皆様へ

入り口に設置されている「永安寺を参詣される皆様へ」の案内板です。

聖天堂奥院

聖天堂奥院の鳥居

まずは聖天堂奥院へと続く鳥居。

左右の象を模った灯籠がありました。

聖天堂奥院

大悲尊、大聖歓喜天尊が祀られています。

聖天堂奥院の説明書き

歓喜天は家内安全、商売繁盛、除災難、無病息災を司り、我等衆生を守るばかりでなく、その功徳の暑さは比類なく、特に諸願を速やかに成就される仏として有名。

枯山水 須弥山(しゅみせん)

枯山水 須弥山(しゅみせん)

聖天堂奥院を過ぎますと、枯山水 須弥山(しゅみせん)へ。

枯山水 須弥山(しゅみせん)の説明書き

枯山水は仏教思想より生まれた庭園と言われています。

須弥山(しゅみせん)は人間の三悪道即ち貪瞋癡の煩悩を捨て去って、初めて悟りを得て彼岸(浄土)に到達できるということを表現しているそうです。

前住職の山東霊城僧正が長年の思考の末、造成されたものとのこと。

弁天堂

弁天堂
弁天堂
弁天堂
弁天堂
弁天堂

観音

観音像

境内を進んでいますと、多くの観音像に出逢いました。

観音像

さまざまな表情を見せてくれる観音像。

紅葉

永安寺の境内はさまざまな木々に覆われており、今の時期はとても緑が美しいです。

地蔵堂

地蔵堂

お地蔵様はとても馴染み深い仏様です。

地蔵堂

地蔵堂でも手を合わせます。

北陸白寿観音 第十五番札所

白寿観音

延命長寿、呆け封じの観音様です。

白寿とは九十九歳のことで、いつまでも元気で長生きしたいと願う衆生の願いを叶えてくれるそうです。

白寿観音の説明書き

観世音とは、救いを求めるあらゆる声を聞くことができ、その身を変幻自在に現じて衆生を救済することを誓われた菩薩。

俗に三十三観音とも言われ、衆生の願いに応じて無限の姿となって現れるそうです。

本堂

本堂

白寿観音の前から撮影しました。

手水舎

手水舎には、水がありませんでした。

本堂

正面から本堂を眺めてみましたが、堂々たる佇まいに厳かな雰囲気を感じます。

本堂

本堂の前には、立派な香炉があります。

本堂

中央には、聖徳太子作といわれる阿弥陀如来をご本尊として祀られています。

本堂と受付

愛染大明王

愛染大明王

古くから天皇、皇族、貴族に深く信仰されてきた愛染大明王。

愛染大明王

毎年6月第1日曜日には、柴燈大護摩が行われます。

愛染大明王の説明書き

諸願成就の仏様として知られていますが、特に恋愛成就や縁結びの仏様として、若い人に広く信仰されています。

本堂

愛染大明王の側からは、立派な本堂を眺めることができます。

宝篋印塔

宝篋印塔

口伝えによれば、諸仏如来の全身の舎利(仏の骨)を安置し奉ると同じ尊い、功徳ある有り難い塔とのこと。

宝篋印塔の説明書き

地下室には、光明皇后が護持されたと伝わる五色の仏舎利(鑑真和上が唐から持参されたと推測される)と、阿弥陀如来、虚空蔵菩薩、地蔵菩薩が祀られているそうです。

展望台

展望台

高低差の多い境内ですが、宝篋印塔の側には、金沢の市街地を眺めることができる展望台があり、ベンチが設置されていますので、少し休憩させてもらいました。

展望台からの眺める金沢市街地

金沢駅前のホテル日航金沢や石川県庁、そして、日本海を見渡すことができます。

犀川の流れも見えますね。

寺津遊歩道側の入口

寺津遊歩道側の入口
ツツジ

見頃を終えていますが、ツツジが楽しめます。

寺津遊歩道側の入口

寺津遊歩道側の入口です。

北陸鉄道バス「永安町」バス停から参詣される際は、こちらから入られると良いかもしれません。

永安寺の看板

2箇所ある駐車場は80台ほど停められるようです。

十分の停められると思いますし、大型バスも駐車できそうです。

寺津用水の石碑

永安寺のある舘山をなぞるように寺津用水が流れており、一部は用水に沿って遊歩道が整備されています。

寺津用水遊歩道の案内板

歴史のある用水路のようで、全長は約10kmほどあるそうです。

永安寺の概要

永安寺の概要です。

山号鶴舞山
宗旨真言宗
寺格別格本山
札所等北陸白寿観音第十五番札所
本尊阿弥陀如来
開基大阿闍梨霊光大僧正
行事1月 初詣、左義長
2月 節分大法要
3月 涅槃会大法要
4月 聖天大祭
6月 愛染火祭(紫燈大護摩)
7月 地蔵尊大祭
8月 盂蘭盆会、総施餓鬼大法要
9月 宇賀神大祭
11月 報恩講大法要
12月 土砂加持大法要
拝観時間6時00分〜18時00分
拝観料金無料
所在地石川県金沢市舘山町キ1番地7
駐車場80台(無料)
施設トイレ
電話番号076-229-0228
ホームページhttps://eianji.p-kit.com/

永安寺への交通案内

永安寺への交通案内(アクセス)です。公共交通機関と車での情報をご紹介していますので、参拝の際のご参考になれば幸いです。

公共交通機関
金沢駅より北陸鉄道バスの「東部車庫」または「金沢学院大学」行きに乗車約30分、「永安町」バス停で下車・バス停からはから徒歩約10分(坂道が続きます)。
北陸自動車道「金沢森本」インターチェンジから約20分、北陸自動車道「金沢東」インターチェンジから約25分、北陸自動車道「金沢西」インターチェンジから約30分。

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神社や寺院の御朱印専門メディア「御朱印巡りの旅」編集長
加賀百万石の城下町・金沢に住んでいます。 仕事はWEBマーケティングを得意とするコンサルティング業を営んでいて、趣味は神社仏閣巡りや御朱印の収集のほか、温泉や旅行、そして、写真などです。 仕事柄、全国各地へ出かけることが多く、訪れたその土地の神社に必ず参拝するなど、昔から神社はとても身近な存在で、いつの日か参拝の際には御朱印をいただくようになりました。 参拝の証でもあり、さらに私にとっては旅の思い出もある御朱印の話題を中心に、神社や寺院の御朱印専門ブログ「御朱印巡りの旅」を通じて、皆様にお届けできればと考えています。 また、神社や寺院の皆様を対象にしたホームページ制作やソーシャルメディア運用代行などのWEBマーケティングサービスを提供していますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡いただければ幸いです。